掌編小説「ひかりという異常者」

はてなブログというネット上の日記を、ここ二年ほど書いている。

読者は57人だけど、目を離せば、それが56人に減り、また57人に戻るという状態がここ一週間ほど、続いている。

同じ人物が、読者登録をして、読者をやめることを繰り返しているのだ。

そいつのハンドルネームは、ひかりという。

何だこいつ、新幹線みたいな名前しやがって。アイコンは緑の兎の着ぐるみのイラストだった。

こいつは俺以外にも、同じ事を他の人にしていると、検索して知った。

何が楽しくて、読者登録したり、読者を外したりしているのか、問い詰めたかった。

そこで、ひかりのブログを見ると、役に立つ系な感じで、意外にいいブログだった。

しかし、読者登録者は一人もいなかった。

リンクから、そいつのツイッターを見てみると、かなり気持ち悪いものだった。

ryogaの読者をやめました。
ryogaの読者になりました。

ryogaというのは俺のハンドルネームだ。

そんなメッセージばかりが繰り返していて、俺はもう、これはこいつはヤバいやつだから、関わり合いにならない方がいいと思った。

何も知らずに、このブログに来た人は、いいブログだと思って、読者登録をするかもしれないが、その後こんな風に絡まれたら、誰だって、読者登録を外すだろう。

いいか、緑の着ぐるみで、ひかりというやつに出会ったら、速攻で逃げろ。というか関わるな。

俺はそれをブログに書きたくて、パソコンを開いた。

奴はまた読者になっていた。

もう知るか。

 

あとがき

昨日追い詰められるように、書く事になって、もう奴が私という事にしてしまえば、早く書けそうだという思いから、奴は私になりました。

いや、本当にこんな事はしてませんよ。(^^;こんな奴じゃないですから。

どう終わらせるか悩みましたが、何とかなりました。

読んで下さってありがとうございます。