即興小説トレーニングの散々な結果

ひかりです。

即興小説トレーニングというものがあると、手前さん(id:temae)のブログで初めて知りました。

temae.hatenablog.com

レッツトライと、手前さんに言われたので、挑戦してみたんですが。

設定時間は、1時間で、お題は「漆黒の闇に包まれし顔」、必須要素は「出会い系サイト」でした。

必須要素の事を忘れていて、大きく時間を無駄にしてしまい、実質30分で書かねばならなくなり、その後もぼんやり書いていたら、えーもうそんな時間と慌てて書いて、最初の出だしで思い浮かんだ世界を体現出来ず、なんと、900字という、あほかという長さになってしまいました。

最後の方、残り二分ぐらいでやっと書けたという…。

手前さんの小説みたいに、ちゃんとしたの書きたかったけど、時間配分間違えてしまいました…。

恥ずかしすぎて、ここに載せたくないです。

タイトルが、やっつけ仕事すぎるし…。

リンク張りますんで、見たい人はそこからどうぞ。

あー。見られたくないです。

「取り戻した記憶」 - 即興小説トレーニング

ばかばか自分、なぜ晒してしまうんだー。てか、匿名で投稿でよかったです。

1時間でこれ?とか笑われるんでしょうね。

読み返しもろくに出来なかったから、多分、とんちんかんな事書いていると思います。

あー、文才のかけらもないですね、私。

おしまい。

 

追記

書き直しました。書き直しても、あらが目立つ…。

最初書いた時に思い浮かべたのとはまた違う感じになりました。

ネイティブな関西弁じゃないかもしれません。(^^;

ていうか、上にリンク張ったやつ、見に来ている人が自分以外に数人居て、何だか申し訳ない気持ちになりました。

 

お題「漆黒の闇に包まれし顔」

必須要素「出会い系サイト」

題名「無題」(思いつかなかった。)

 

一九九七年。
そうパソコンの日付表示は示している。
私は真っ暗な部屋の中で、パソコンに向かっていた。
モニターから白い明かりが漏れていた。
画面には、一つのチャットルームが映し出されていた。
チャットルームの名前は、どきちゃ2号室といい、いわゆる大きな出会い系サイトの中にあったもので、見覚えがあった。

 

二〇十九年の夏。
私はその日、夕飯の買い出しに、スーパーに行った。
晩ご飯を何にしようか考えながら、買い物をし、車に乗ろうとした所、くらっときて、視界が真っ暗になった。
目を覚ますと、私は暗い部屋にいて、モニターの明かりがほのかに部屋を照らしていた。

私はモニターの明かりを頼りに、部屋から出て、階段を降りた。
どういうわけか、階下は、昼間らしく、日の光が差して見える。
どうやら、ここは、実家らしい。それも、リフォームする前の古い家。
階段を踏む度に、ぎしぎし音がする。
家中を歩いた。誰も居ないし、家の外に出ても、シーンとしていて、街にいる人間が皆いなくなっている感じがした。
私はどうしたらいいのか分からず、しゃがみ込んで泣いた。
「里沙さん?」
若い男性の声がした。私ははっとして、顔を上げて、声が聞こえた方向へ視線を移動した。
背の高い、高校の制服を着た人物だったが、顔が漆黒の闇に包まれたように真っ暗で、目も鼻も口も見えず、のっぺらぼうみたくなっていた。
私は、思わず、
「ひゃあああああーっ」
と大きな悲鳴を上げてしまい、尻餅をついた。
「里沙さん、俺や俺、宏明。旦那や!」
「は?宏明さん?何で顔が真っ暗なん?」
「さぁ、俺にも分からん。でも、里沙さん随分若こうなったな」
いつも家で聞いている口調に、私はほっとした。
「え?」
「鏡を見てみ」
家に入り、洗面所の前に立つ。
確かに、若い。十五歳という所か。実年齢は三十七歳だというのに、体だけ若くなってしまった。
「パソコン見たんか?」
と、宏明さんが言ってくる。旦那とは言え、真っ暗なのっぺらぼうと話すのは、少しぎょっとする。
「え?見とらんけど」
「早く見た方がええで」
私達は家の二階に上がり、最初にいた部屋に入って、パソコンを見た。
どきちゃ2号室というチャットルームが画面に開かれていて、私が当時使っていたハンドルネームが、チャット参加者の名前の一覧に入っている。
すると、新着メールが届く音が響き、メーラーを起動させた。
メールを開くと、こんな内容が書かれていた。
「佐藤里沙様。ようこそ、二十二年前のどきちゃへ。貴方は過去にこのチャットがきっかけで酷い目にあっていますね。貴方はそれをなかった事にしたいと思っていますね。ここに、なかった事に出来る、ボタンを用意しておきます。押せば、今の貴方は消えてしまい、また違った人生が貴方を待っています。押しますか?押しませんか?」
すると、タイマーが表示され、選択時間三十秒と表示された。
数字が減るのをただ見ていると、宏明さんが、
「押さないんや?」
とつぶやいた。
「だって、あの時助けてもらったのが縁で、結婚したんやで」

 

私は、二十二年前、どきちゃで出会った男性と会うため、尼崎から電車に乗り、大阪に行った。
最初は普通の会話をしていたが、男は豹変し、公園のトイレに私は連れ込まれた。
必死で叫んだ私を助けてくれたのが、当時高校生だった、今の夫の佐藤宏明さんだった。
それから、付き合って、結婚したのだ。

モニターの数字が減り、ビビーッという電子音が鳴り響き、ボタンは画面から消えた。

 

「大丈夫ですか」
気が付くと、スーパーの駐車場で私は倒れていた。
「救急車呼びましょうか?」
「大丈夫です」
私は起き上がりながら、今までの不思議な体験を思い出していた。
スマホが鳴る。宏明さんからだった。
「大丈夫やで。元に戻ったみたいやし」
話しながら、スーパーのガラスに映った私を見る。よかった、ちゃんと三十七歳になっている。何だかそれがとてもうれしくて、少し泣きながら、宏明さんと話をした。

家に帰り、晩ご飯を作り始める。もしかしたら、宏明さんはあの真っ暗なのっぺらぼうのまま帰ってくるかもしれない。
インターフォンが鳴る。玄関のドアを開けると、真っ黒なお面を被った、宏明さんが立っていた。
「おかえり」

と何の驚きもなく言う私に、お面を外しながら宏明さんは笑った。