私を救った空想の世界

子供の頃、心が傷つくのに耐えきれず、自分を守るため、寝る前とかに空想に浸る事がよくあった。

現実逃避というか。

自分の頭の中で、話を考えて、登場人物を演じ、作っていくという感じ。

自分が創造主となる事で、登場人物を幸せにしたかった。

この空想の世界がなかったら、私は生きてこれなかったかもしれない。

話を考えながら、途中、登場人物の気持ちが直に伝わってきて、泣いてしまった事がある。

今は寝る前に空想をする事はなくなった。

その代わりに、低レベルな小説を書くようになった。

けれど、私の中にまだ空想していた時の世界は残っているし、当時考えていた話も、大体頭の中にある。

記憶が消えるまで、空想の世界は私の中から消えないのだ。

どこかにその事を書き残しておこうとも思わない。

大事なものだからこそ、私の頭の中で保存しておきたいのだ。